e-kamakura ロゴ
鎌倉在住の写真家が紹介する湘南鎌倉の写真とイラストのページ
WWW e-kamakura 

湘南スタイルvol.13でも紹介した梶原の緑色の桜が見頃を迎えている。生物学上の分類や花弁の色の原因については詳しく知らないが、北鎌倉の東慶寺にある右近桜と同じ八重桜のような形態をした桜で、毎年開花はソメイヨシノが散った頃に迎える。この桜は桔梗山へ入るT字路交差点の角に目立たずにあるので近所の人でも気がつく人は少ないと思うが、近くを通りかかったときにはじっくりと観察してみると良いだろう。 桜を見た後はそのまま海へ向かった。夜半の低気圧通過で波がサイズアップ。波の高いときはサーファーたちで海が活気づき、見ている方も楽しい。今日は気温も25℃近くあり、初夏の陽気だったので今年初めてのビーサンを履いての海岸散歩であった。そして夕方までずっと七里ガ浜にいたのだが、今日は赤潮が大発生していた。これはもしかして「夜光虫」が見れるチャンスだと思っていたら、昨日の晩も七里ガ浜の珊瑚礁前で8時半頃に見かけたとの情報を得て、期待に胸をふくらませて、一旦帰宅してから三脚をかついで七里ガ浜に再度やってきた。7時半すぎくらいから1時間ほど写真を撮っていたが(行合川河口から30mあたりが一番強く光っていた)、時間が経つにつれて光が弱くなってきて、既にピークは過ぎていたのかなあと言った感じの光りであった。8時半に撮影を終えて、一応車で逗子湾から片瀬東浜までをチェックしてみたが、はっきりと分かるような光を確認することはできなかった。七里ガ浜の駐車場に着く前に鎌倉高校前の海岸でも海を見ている人が何人かいたので、鎌倉高校前から七里ガ浜駐車場にかけて光っていたのだろう。実は七里ガ浜から江ノ電で帰宅するときもあたりがだいぶ暗かったので、江ノ電の窓から海をじっくりと観察していたのだが、鎌倉高校前の踏切のあたりで既に光っているのを見た。夜光虫は見るのが難しいと一般的に言われているが、見られる条件としては「雨上がりの翌日気温の高い晴天で、昼間赤潮がはっきりと確認できて、白波がたっているところ」があげられる。雨上がりと言うのは、河川から海に栄養分の高い水が流れ込み、それを栄養にしているプランクトン(赤潮・夜光虫の発生源)が大量発生するために必要だからである。去年は7月に初めてみたが、今年は4月から見ることができたので、今年は夜光虫大発生の年かもしれない。

 

使用機材 : Nikon D1X, Nikon D100, Nikon AF ED 18-35 F3.5-4.5D (IF) Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D, Nikon Ai AF VR NIKKOR ED 80-400mm F4.5-5.6D, TAMRON AF28-300mm F3.5-6.3 LD Aspherical